Linux (for PlayStation
2) Release1.0 の Beta版 からの変更点
◎ カーネルの変更点
カーネルのコンフィギュレーションパラメータの標準値をLVMの サポートなしに変更しました。
msync(2)のflagsにMS_SYNCを指定した場合に動作しないという不具合を修正しました。
PS2 Ethernet ドライバ
1.Ethernetケーブルが外れたままドライバをロードした後にEthernetケーブル抜き挿しした時、 Beta Release
1ではネットワークを認識させるために再起動する必要がありましたが、正式版からは不要になりました。
2.auto negotiation、および、チップの初期化を別スレッドにして、 boot 時間の短縮を図りました。
ps2cdvd
1.冗長なデバッグメッセージの出力を抑制しました。
2.デバイスをリセットするとハングアップする場合がありましたので、この問題を修正しました。
3.誤って"PlayStation 2"規格ソフトウェア以外のディスクを読み込ませた際にハングアップする場合がありましたので、問題を修正しました。
ps2sd
1.モジュールのロードに失敗した場合にハングアップする場合がありましたので、この問題を修正しました。
2.DMAの際のメモリキャッシュのフラッシュ忘れを修正しました。 これにより、音声再生終了時のノイズが低減しました。
ps2pad
Linux joystick 互換 API でアナログコントローラ(DUALSHOCK 2)をサポートしました。
ps2dev
1.PS2IOC_SENDL の大幅な性能改善を行いました。
2.DMA キューのサイズを制限するための、PS2IOC_SENDLIMIT,
PS2IOC_RECVLIMIT の 2つの ioctlを追加しました。
3.PS2IOC_STOREIMAGE の転送先にスクラッチパッド RAM を指定すると、 カーネルがハングアップすることがありましたので、この問題を修正しました。
ps2rtc
◎ 各パッケージの修正点と追加点
いくつかがパッケージングされた時点での最新版になっています。
詳しくは各パッケージの内容を見てご確認ください。
以下のパッケージを追加しました
rp-pppoe ..... linux で PPPoE をするためのパッケージ
rp-pppoe-gui ..... rp-pppoe のXインターフェースのパッケージ
fakeroot ..... 安全に root 権限の環境を擬似的に構築するためのパッケージ
インストール時に WindowMaker ワークステーションを選択した場合に emacs-dl-canna, emacs-dl-wnn
がインストールされないという問題を修正しました。
dev
hdデバイスファイルが正しく作られていない問題を修正しました。
Mesa-ps2
2.三角形とラインの描画関数を統一し、テキストチャマッピング、フォグに対応した ライン描画関数を実装しました。
autoconf
getloadavg()の判定の不具合を修正しました。
make
autoconf の修正により setgid が不要になりました。
emacs
-nw オプションをつけなくても動作するように修正しました。
libps2dev, blow
初期化手順を修正して、X の動作中に起動しても仮想コンソールを切り替えて動作できるようにしました。
Xgsx
1.Xserver を仮想コンソール切り替えに対応させました。
2.PutImageXY, GetImageXY, wide rectangle outline, および 複雑な組合せでの pattern
fill, 幅が太い描画が正しく行われないという問題を修正しました。
ps2event, ps2dev
PS2IOC_SETSIGNAL で指定したシグナルが、無関係のプロセスに送られてしまう問題を正しました。
console
コンソールをグラフィックスモードからテキストモードに切り替える際に、表示内容を再描画するようにしました。
memory copy の高速化しました。
アライメントのおかしい sd/ld 命令のカーネルでのエミュレーションに関する不具合を修正しました。
core dump 時に HI1, SA register の内容が正しく保存されないという不具合を修正しました。
asm/unaligned.h の 64bit アクセスが高速化しました。
asm/bitops.h が user program から include 可能に変更しました。
gcc
-fsingle-precision-constant
浮動小数の定数を単精度として扱います。
2.mozilla.org の franken-gcc patch を適用しました。
ld
-fgc-dynstr
ヴァージョンスクリプトで local 属性に変更されたシンボルの文字列等
不用な dynamic string を生成バイナリから削除します。
デフォルトで有効になります。
-fno-gc-dynstr で禁止できます。
ヴァージョンスクリプトで local 属性に変更されたシンボルの中で GOT エントリが不要なものは、
エントリが GOT から削除されます。ランタイムリンカー /lib/ld.so.1 は、この GOT に
対応するように変更しました。新しい ld で生成したバイナリは Beta Release 1の
ランタイムリンカー では動作しないことがあります。
glibc
1.string 処理関数をEmotion Engine 向けに最適化しました。
2.mysql の linux-thread patch を適用しました。
binuitls ( nm, readelf, objdump 他 )
mips 固有のシンボルタイプを扱えるように修正しました。
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